平家物語『竹生嶋詣』を一緒に朗読|音声あり|鎌倉小町庵開催報告

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※音量にご注意ください

鎌倉で平家物語をご一緒に。学び処鎌倉小町庵で4月からスタートした朗読講座。第三回目の6月は平家物語巻第七『竹生嶋詣』を行いました。今回は運営事務局の都合で受講生なしの開催とさせていただいています。すみません。せっかくなので、今回の講座に参加できなかった方にも雰囲気を感じていただけるように、講座の一部音声をご用意しました。ぜひ一緒に声を出してみてくださいね。


平家物語巻第七「竹生嶋詣(ちくぶしまもうで)」あらすじ
詩歌管弦に長けていた平経正(たいらのつねまさ)は、進軍の途中で訪れた竹生島の美しい自然に深く感動します。経正はこの島が神聖な場所であると感じ、神々への祈りを捧げ、琵琶を演奏するのでした。

朗読するところのあらすじ
次第に日が暮れてくると、そこに住む僧たちが、「琵琶の名手と伺っております」と言って、経正に琵琶を渡します。経正が上玄・石上の秘曲を奏でると、竹生島明神が感に堪えかねて、袖の上に白龍の姿を現しました。そこで経正は思いを歌に表します。

▼音声のみ ※音量にご注意ください
9分38秒
平家物語巻第七『竹生嶋詣』
録音:2024年6月28日
会場の音をそのままにしているため、お聞き苦しい箇所があります。何卒ご了承ください。

原文
経正これを取って弾き給ふに、上玄石上の秘曲には、宮のうちも澄み渡り、まことにおもしろかりければ、明神も感應に堪へずやおぼしけん、経正の袖の上に白龍現じて見え給へり。経正あまりの忝さに、悦びの涙せきあへ給はず、ややしばらく御琵琶を差置いて、かうぞおもひつづけ給ふ。「ちはやぶる神に祈りの叶へばやしるくも色のあらはれにけり」

ひらがな
つねまさこれをとってひきたもうに、しょうげんせきしょうのひきょくには、みやのうちもすみわたり、まことにおもしろかりければ、みょうじんもかんのうにたえずやおぼしけん、つねまさのそでのうえに、びゃくりゅうげんじてみえたまえり。つねまさあまりのかたじけなさに、よろこびのなんだせきあえたまわず、ややしばらくおんびわをさしおいて、こうぞおもいつづけたもう。ちはやぶる、かみにいのりのかなえばや、しるくもいろのあらわれにけり。

現代語訳
経正は琵琶を受け取って、上玄・石上の秘曲を弾かれると、社殿のうちは澄み渡り、本当に趣深かったので、竹生島明神が感に堪えかねて、経正の袖の上に白龍としてお姿を現したのであった。経正はあまりのありがたさに、喜びの涙が止まらず、しばらく琵琶を置いてこう思われた。「神に祈った私の願いがかなえられたのか、はっきりとそのしるしが現れた」

鎌倉小町庵で行う朗読講座のスケジュール一覧はこちら
https://morinorijapan.com/recitation-class-at-kamakurakomachian

【次回の講座案内】
日程:2024年7月26日(金)
時間:10:00~11:30  開場9:40
定員:6名
演目:平家物語巻第九より「敦盛最期」
タイプ:朗読+語り(みんなで朗読の後平家琵琶の演奏と語りを聞く)
料金:2200円(税込)
お支払い:事前決済(予約サイトにてクレジットカード決済)
お申込みはこちら:https://select-type.com/ev/?ev=BogKkkxDKOQ
お申込み期限:2024年6月26日(水)

平家物語巻第九「敦盛最期」
源氏の武士、熊谷次郎直実は、一の谷の戦いで敗北し、逃れようとする平家の貴族たちを追いかけて海岸へと向かいました。そこで彼は、豪華な武具を身につけた若武者と遭遇します。熊谷は彼を捕らえることに成功しますが、その若武者が自分の息子と同じくらいの年齢であることに気付きます。熊谷は彼に同情し、その命を救いたいと考えますが、若武者はこれを拒否。背後から迫る味方の手に掛かるよりはと、熊谷は葛藤しながら刀を握るのでした。

【運営事務局より】
お手数をおかけしますが、各日程の詳細ページからお申込みページへお進みください(近日受付開始となっているものはお申込みを開始していません)。

朗読講座も演奏会も少人数制のため、場合によっては参加者がおひとりの場合もあるかもしれません。おひとりでも演奏・講座を行いますのでご安心ください。参加に不安のある方は、演奏やブログ記事の音声をお聞きいただくと、雰囲気が掴みやすいかと思われます。小さな演奏会も講座も引き続き皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

演奏音声一覧はこちら
https://morinorijapan.com/see-the-sound/





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