急な坂スタジオバックヤード|盛典構成メモ|2026年2月
2026年1月~3月まで、盛典は急な坂スタジオの創作支援プログラム『バックヤード』に参加しています。ここでは2月に検討したことを構成メモとして残しています。
薩摩琵琶正派「敦盛最期」試作
先月から取り組んでいる平曲「敦盛最期」の薩摩琵琶正派版が、少しずつ形になってきました。
平曲では敦盛は熊谷次郎直実にすぐ組み伏せられてしまいますが、薩摩琵琶「小敦盛」では“崩れ”という弾法によって戦いの場面が描かれ、しばらく応戦する姿が語られます。今回は平曲の詞章を基軸としながら、その戦いの部分を取り入れた構造を試作しています。
『呼ばれた琵琶』平家琵琶×薩摩琵琶正派×一人芝居
小泉八雲の怪談「耳無し芳一」に着想を得た、一人芝居の構成を進めています。平家琵琶と薩摩琵琶を用い、二人の琵琶奏者の視点を行き来しながら語られる物語です。確かめたいという欲望から語り続ける者。呼ばれることを引き受けようとする者。二つの琵琶が交差するなかで、語りと身体の関係を探っています。
急な坂スタジオのロビーには、さまざまな公演案内や資料が並んでいます。設えやデザインにも独自の工夫が見られるものが多く、通うたびに刺激を受けながら制作を続けています。
急な坂スタジオ
創作支援プログラム『バックヤード』
