雷伝と盛典、令和7年の壇ノ浦へ行く。
2024年に鎌倉で開催した小さな演奏会『最期の海、壇ノ浦。』を、山口県下関市のアーティスト・イン・レジデンスAIR75に滞在して再構成し、下関版として新たに演奏会を開催します。
アーティスト・イン・レジデンスとは
アーティスト・イン・レジデンス(Artist in Residence, AIR)とは、アーティストが特定の地域に滞在しながら制作やリサーチを行うプログラムです。制作に専念できる環境が提供されるとともに、地域との文化交流の機会となります。
AIR75(エアーナナゴ)https://arte75.org/air/
一般社団法人arte75が山口県下関市で運営するアーティスト・イン・レジデンス・プログラムです。
arte75(アルテナナゴ)https://arte75.org/
山口県西部を拠点とし、コンサート、セミナー、ワークショップなど、芸術に関わる幅広いプログラムを展開してアーティスト活動を支援しています。
横浜トリエンナーレの応援プログラム参加を通じてアーティスト・イン・レジデンスのことを知り、下関を調べたところAIR75さんが問い合わせに応じてくださいました。滞在場所での演奏会実施という要望にも応えていただきまして、各方面からの後援も得られたのは、arte75さんのお力添えによるものです。
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今回の滞在について
いつか平家物語の舞台下関を訪ねたい考えていました。今回の滞在は演目を再構築して発表する機会を研鑽の場とし、新たな視点を得られるのではないかと思っています。また、登場人物たちの最期の地に赴いて手を合わせること、この時代に平家物語・平曲を学ばせていただいていることへの感謝を一門の皆さんに伝えたいと思っています。
『最期の海、壇ノ浦。』下関版
壇ノ浦合戦にまつわる平曲(平家琵琶の伴奏で平家物語を語るもの)の演奏会です。「壇浦合戦」「遠矢」「先帝御入水」「能登殿最期」「内侍所都入」を演奏予定ですが、時間と構成の都合により、平曲の全編演奏ではなく、一部のみの演奏となる場合がございます。何卒ご了承ください。演奏時間を60分から90分に拡大し、途中で現代語訳を交えながら進行する予定です。
【開催日時】
2025年 3月15日(土)・16日(日)
開演14:00 開場13:30
料金:2200円(税込み)
定員:各日10名程 ※予約制
会場:AIR75スタジオ
〒752-0935
山口県下関市長府松小田中町1-46(JR長府駅北口徒歩1分)
※駐車台数には限りがありますので、お車でお越しの方は予めお問い合わせください。
【お申込み】
一般社団法人arte75
サイトから予約 https://arte75.org/heikebiwa2025/
お電話で予約 070-8398-4809
【主催・後援】
主催:一般社団法人arte75 / 盛典
後援:下関市 / 下関市教育委員会 / 公益財団法人 下関市文化振興財団
【音声のみ】音量にご注意ください
時間:5分46秒
録音:2025年2月13日 稽古
語り:雲上の龍下つて海底の魚と成り給ふ。大梵高台の閣の上釈提喜見の宮の内。古は槐門棘路の間に九族を靡かし。今は船の内波の下にて御身を一時に滅ぼし給ふこそ悲しけれ。
『最期の海、壇ノ浦。』下関版ー特集ページはこちら
https://morinorijapan.com/heike-tale-final-sea-dannoura2025