2025年8月22日、23日に静岡県沼津市にある「Artspace入サ岩﨑商店」でインスタレーション×パフォーマンス平家琵琶で聞く平家物語『終わりの六代』を行います。
『終わりの六代』特設ページはこちら
https://morinorijapan.com/owarinorokudai2025
平家物語の足跡「六代松の碑」
静岡県沼津市東間門(東間門区共同墓地内)にある「六代松の碑」。この場所は、『平家物語』巻第十二「六代乞請」の後半に所縁があります。平家の嫡流・平維盛の子である六代御前は、捕らえられ、鎌倉へ護送される途中、沼津の千本松原で処刑されかけます。幼い六代御前を誰が斬るか揉めている最中、鎌倉殿のもとへ嘆願に向かっていた文覚上人が戻り、間一髪で命が救われます。その場に居合わせた人たちや源氏の武士たちもが、六代御前の助命に安堵するという物語です。
今回、物語に所縁のある沼津で演奏会が叶ったのはアーツカウンシルしずおかさんと、会場のArtspace入サ岩﨑商店さんのおかげです。昨年、アーツカウンシルしずおかさんに場所についてご相談したところ、Artspace入サ岩﨑商店にお繋ぎいただきました。
アーツカウンシルしずおか
https://artscouncil-shizuoka.jp/
Artspace入サ岩﨑商店
https://artspaceirisa.wixsite.com/my-site

今回は、初めての試みでインスタレーション×パフォーマンスを行います。会場には、平家物語をイメージした空間展示を構成しました。私自身も「展示物のひとつ」として中に入り、物語を語ることで展示が完成するインスタレーションです。
インスタレーションのテーマは、「境」。
当サイトの「私たちについて」ページ冒頭でも触れている、「雲の中から現れる紐で結ばれた平家物語の巻。研鑽と礼節を重ね、自分の存在を忘れたとき、紐がほどけ、物語が開かれる。」という私自身の脳内に広がるイメージを、今回は空間として具現化しようと試みました。
「平家物語の巻を解いた中に私が入って完成する展示にしたいです」…という振り切った提案を、Artspace入サ岩﨑商店さんが温かく受け止めて支えてくださったおかげで、セッティングと写真撮影ができました。
インスタレーションやパフォーマンスにまつわる制作エピソードは追ってご紹介する予定です。8月は沼津のArtspace入サ岩﨑商店へ。平家物語の終わりの旅へご一緒に参りましょう。

チラシPDFはこちら
インスタレーション×パフォーマンス
平家琵琶で聞く平家物語『終わりの六代』
【開催概要】
2025年 8月22日(金)・23日(土)
開場13:30
開演14:00~15:00
料金:2200円(税込み)
定員:各日12名 ※予約制
場所:Artspace入サ岩﨑商店
〒410ー0805
静岡県沼津市白銀町2-14(JR沼津駅徒歩10分)
※お車でお越しの方は近隣の有料駐車場をご利用ください
【主催・後援】
主催:琵琶行舎
後援:沼津市教育委員会
【お申込み】
https://form.run/@owarinorokudai2025