2024年2月27日(火)鎌倉のgarden & space くるくるで平家琵琶で聞く平家物語「那須与市」を開催しました。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
今日の入り口はこんな雰囲気でした。
春の準備を終えて、お花たちがこんにちは。
今日はお部屋の机にパールアカシアがふんわり。綺麗でした。
袴に羽織と首巻をしてきました。外は寒いですがお部屋はあったか。
可愛らしいお庭を眺めて柔らかな日差しの中で語ったのは平家物語巻第十一「那須与市」。garden & space くるくるさんで演奏する平家物語は荒々しい「軍・合戦もの」を選んでいます。
江ノ電の音も、風も、ヘリコプターも、お庭の緑もみんな命の躍動。現代の命の躍動に800年前の命の躍動を重ねてみたいと思って今年からはじめた小さな演奏会は、区切りごとに現代語訳を入れて平家琵琶で語りを行いながら50分程。私も勝手に軍の中に入ってるつもりの50分です。
どの物語も自分が中に入り込んだつもりで、どの角度から見ようか(戦おうか)と考えています。今回の演目「那須与市」だと、与市にキレる義経様をこの角度から見つめたいとか、海に向かうのを見送る兵たちの顔をこちらから見つめたい、与市の放った矢になりたいなんて、妄想を膨らませながら演奏をしていますが、色々があわわわ~!と過ぎてしまいました。拙い演奏を聞いてくださってありがとうございました。
まだまだ演奏も運営も課題が山積みですが、場所をお借りできること、聞いてくださる方が居ること、本当にありがたいです。学びながら進みます。ご参加いただいた皆さん、くるくるさんありがとうございました。