今日は2025年1月7日・2月4日に行った小さな演奏会『竹生嶋詣』の開催報告です。この演奏会は神奈川県大磯町の「大磯鴫立庵」で行いました。
演奏会案内ページはこちら
https://morinorijapan.com/lecture-and-performance/20250102
1・2月は平家物語巻第七『竹生嶋詣』を語りました。
写真は鴫立庵入口の階段。手すりを使ってゆっくりと降ります。
蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)の蛙オブジェ、受付右側のお庭に居ます。
会場の大磯町鴫立庵はこちら
https://www.nem-shiteikanri.jp/shisetsu/shigitatsuan/
2025年最初の演奏会は『竹生嶋詣』から始めました。昨年、横浜トリエンナーレの応援プログラムで行った演目を再構築したものです。木々に囲まれた鴫立庵は、鳥のさえずりや木々のざわめき、車の通過音まで、様々な音がアクセントを添えてくれます。1月の竹生嶋詣の後半では、飛行機の音が響きました。
2月は『竹生嶋詣』に加え、『経正都落』を少し語りました。詩歌や管絃に優れた平経正が、仁和寺の御室の元へ鎧姿で現れ、琵琶の青山を預けていく場面はいつも胸がぎゅっとします。
鴫立庵での今年の演奏会は区切りごと現代語訳を入れています。初めてご参加いただく方は「どの物語・演奏会から聞けばいいの?」と悩まれるかもしれませんが、どの回からでも大丈夫です。教室や講座ではありませんので、興味のある物語がありましたらお気軽にお越しください。
鴫立庵の皆さま、お越しくださった皆さまこの度はありがとうございました。ご来場の皆さまお一人お一人に十分なお声がけができず、申し訳ございませんでした。また機会を見てお声がけさせていただければと思います。どうぞお身体を大切になさってください。再びお目にかかれる日を楽しみにしています。
次回は3月4日『一門都落(前編)』です。
後編は4月8日の開催となります。日程が異なりますのでお申し込みの際はご注意ください。3月の前編では、都落ちする平家一門の名前を語ります。文字で書かれた名前が音となったときの「!」を皆さまに体感していただけるよう、稽古に励みます。
詳細はこちらから↓
https://morinorijapan.com/lecture-and-performance/20250304
平家物語や演奏会に興味をお持ちの方にお知らせいただけると、私も雷伝も大変励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。